@ ホテル「エルシド・ラ・セイバ・ビーチ・コスメル」  
     
A 続々と入港する豪華客船  
     
B コンビニ「OXXO」と巨大スーパー「メガ」  
     
  C 22万トンの超巨大クルーズ船がやってくる  
     
  D レストランの食事も楽し  
     
◇ その他、一般情報  
     
  旅行期間 :2011年12月10日〜12月17日
為替レート:1メキシコ・ペソ=5.7円
1アメリカ・ドル(US$)=78円 として換算。
 
     
@ ホテル「エルシド・ラ・セイバ・ビーチ・コスメル」
  会員制リゾートクラブの世界的ネットワークであるRCIの海外交換を利用して、メキシコ・コスメルにあるホテル「エルシド・ラ・セイバ・ビーチ・コスメル」に1週間(7泊)滞在してきた。(1人旅)

さて、どんなリゾートなのか?期待を込めてホテルに向かう。タクシーでホテルに乗りつけてみると…、外観(写真1)は陳腐で、ホテル玄関の車寄せは狭くてみすぼらしい。残念ながらリゾートホテルとしてあまり期待できそうにない。重いスーツケースを運び、気を取り直してホテルフロント(写真2)に行く。

「Hello, My name is Eiji Funahashi, Coming from Japan.」
元気よく挨拶してチェックインをする。幸いメキシコ人受付嬢は綺麗な英語を話し親しみがわく。RCIメンバーカードと交換証明書を見せて速やかにチェックインする。すぐ横にコンシェルジュが待機しており、トロピカルジュース(無料)を飲みながら各種ツアーの説明を受ける。カリビアン・リゾートのはじまりである。

ロビーの奥にガーデンプール(写真3)があり、強烈な太陽が降り注ぐ。まぶしくてサングラスが必要である。太陽の国メキシコに来たことを実感する。今日は12月10日、日本では寒い冬であるが、お客は水着姿でプールサイド・ビーチで寝転がっている。このホテルはカリブ海クルーズの豪華客船が発着する国際埠頭の隣に建っており、プール越しに豪華客船(写真4)が見える。一度に多数の豪華客船が停泊する様子は壮観であ。クルーズが大好きな私にとって、これは嬉しいサプライズである。

今回の客室はRCI交換により「フルキッチン付きの1ベッドルーム(定員4名)」になっている。さて、期待を込めて客室「2211号室」に入る。広くて綺麗なリビング・ダイニングルーム(写真5)を見た瞬間「ヤッタ〜、素晴らしい〜、Good、Good、Good」の連発である。リビングルームの壁に大きなクローゼット(写真6)が設置してあるが、これを倒せばソファーベッドになる。

このホテルに7泊もして(自炊)生活をするのでキッチンとダイニングテーブル(写真7)は必需品である。見たところコンロ、トースター、コーヒーメーカー、ミキサー、流し、電子レンジ…。全部そろっているので本格的な料理も可能である。4名分の食器類(写真8)、ナイフ、フォーク、スプーン、まな板、その他、調理器具(写真9)が準備してある。スーパーで食材を買ってきてここで調理して食べれば安く仕上がる。今回は旅行費節約とダイエットのため、可能な限り自炊にする。

広い洗面台(写真10)には、シャンプー、リンス、ボディーローション、等、バスルーム用アメニティ(写真11)があり、毎日補充してくれる。洗面台の隣の部屋はトイレとシャワールーム(写真12)になっている。

リビング・ダイニングルームの隣に同じ広さの「ベッドルーム」(写真13)がある。嬉しいことにベッドルームの奥に広々としたバスタブ(写真14)がある。冬場の海に入ると体が冷えるので暖かい湯をはった湯船は本当にありがたい。ベッドルームにもリビングルームにも広いクローゼット(写真15写真16)があり、それぞれの部屋に2名ずつ生活できるようになっている。

特筆なのがこの部屋のバルコニーからの眺め(写真17)である。たまたま客室がホテルのガーデンプールに近い場所の2階にあり、賑やかなプール越しに豪華客船が眺められる。

このような快適な1ベッドルームに1週間(7泊)宿泊して総費用はRCI海外交換利用料31500円のみである。ただし、食費は別。やはりRCI海外交換の威力は凄い。参考までに、「エルシド・ラ・セイバ・コスメル」のラックレート(正規宿泊料金)は1ベッドルームで1泊291アメリカドル(約24000円)となっている。

しかし、今時、ラックレートで宿泊するお客はいない。不況風が吹いているリゾート地「カンクン・コスメル」ではインターネットによる格安料金のオンパレードである。観光で成り立っているメキシコのカンクン・コスメルはリーマンショック以後の世界不況に大きく影響されている。ホテルは集客のために格安料金を設定する。そこに、「円高・メキシコペソ安」がきたので、2011年12月現在のカンクン・コスメルのホテル代金は激安である。

 
     
A 続々と入港する豪華客船
  朝6時起床、外はまだ暗い。部屋で軽くストレッチをして体をほぐす。気がついてみると外は明るくなっており、豪華客船がやってくる。急いでビーチに出て豪華客船(写真18)を出迎える。ロイヤルカリービアン社の巨大船(写真19)である。

しばらくするとまた沖合に豪華客船(写真20)が現れる。形からカーニバル社の船である。反対方向からも豪華客船(写真21)がやってくる。再びロイヤルカリービアン社の船である。コスメルはカリブ海クルーズの有名な寄港地になっているので、毎日、巨大クルーズ船が続々と入港する。

一通り客船の入港を見とどけてから部屋にもどる。さて、朝食だ。今朝はスーパーで買ってきた食材を使って、簡単な「コンチネンタル・ブレックファースト」(写真22)を作る。勿論、バルコニーでの朝食である。そして、豪華客船(写真23)を眺めながら朝食にする。クルーズファンにとっては最高のロケーションでの朝食である。メキシコのユカタン半島はライム(レモン)の生産地なので、ライムを沢山買ってきて生野菜に搾る。ドレッシングなしでもうまい。別の日の朝食(写真24)は、フルーツにヨーグルトをかけて食べる。これもうまい。

朝食後、ビーチに行き自分のお気に入りの席を探す。低層階の客室(写真25)の前に緑の芝生とヤシの木があり、特製のペアシート(写真26)も作ってある。なかなか感じがいい。海に向かって整然とビーチチェアー(写真27)が並び、ハンモック(写真28)もある。狭いながらも企業努力の見えるビーチである。

ここのビーチはいきなり岩場(写真29)になっており、シュノーケルを楽しむ絶好のポイントになっている。そして、海から見るとホテル「エルシド・ラ・セイバ・コスメル」(写真30)は結構スケールのあるリゾートホテルであることが分かる。第1印象より悪くはない。写真右の高層階はホテルタイプの客室で正面の低層階はコンドミニアムタイプ、左の高層階は別のホテル(パークロイヤル)である。

目の前にセレブリティ社の「ミレニアム」(91000トン、乗客2034人)、その後ろにカーニバル社の「イレーション」(70367トン、乗客2052人)が停泊(写真31)している。隣のビーチ(写真32)も美しい。

大きなパラパの下、豪華客船が眺められる席(写真33)を確保する。ここに寝転がって読書したり音楽を聴いたりするのである。ボーズ社の高音質のヘッドフォンからクラシックの軽い音楽を聞く。これが本当に心地良い。ビーチのはずれにホテル専用のダイブショップがあり、各種ツアー・ダイビング等の申し込みができる。早くもダイバー達(写真34)がビーチエントリーする。

午前9時頃になると入港した客船から続々とお客(写真35)が下船してくる。クルーズ客にとってコスメルでの過ごし方は全く自由で、各種ツアーも目白押しである。例えば「珊瑚礁のあるポイントまでタカラマンヨット(写真36)で行き、そこでシュノーケルを楽しむ。その後、近くのビーチに上がってランチ・日光浴・海水浴をして夕方までに帰ってくる」そんな快適なツアーもある。

私(写真37)はもっぱらホテルのプライベートビーチでシュノーケル三昧である。ただし、太陽の下にいると暖かいが海水は冷たい。私はウエットスーツを着込んで潜る。ここのビーチは岩場なので目の前に熱帯魚がいっぱいいる。30p以上あるタイのような魚が20匹以上群れて泳ぐ姿は壮観である。シュノーケルの後はジャグジー(写真38)で体を温めて休憩。そして、再び海へ!

午前中、2度海に入ると疲れてくる。体も冷えてくるので部屋に帰り、熱い湯船に入る。これが抜群の効果がある。体温アップ、疲労回復。その後、バスローブに身を包みバルコニーに出て豪華客船を眺める。予想以上の快適なホテルライフに満足する。

昼食(写真39)は部屋でとることにして、レストランでテイクアウトしたハワイヤンピザをメインにフルーツ・ヨーグルト、生野菜、ハム・チーズトースト…。朝食とあまり代わり映えがしない。もちろん、ホテルのレストランで食事も可能であるが、私は部屋での自炊を基本にし時々レストランで食事にする。この方法は体と財布に優しい。

昼食の後はベッドに寝ころんで休憩タイム、午後は再び「ビーチで読書・音楽、シュノーケル」と続く。観光旅行をしないカリビアンリゾートは誠に心地よい。そして、太陽が西に傾く夕暮れ時、カリブ海(写真40)は真っ赤に燃え上がる。日が落ちるにつれて豪華客船「セレブリティ」の客室の光がともり、夕陽を背にカーニバルの客船(写真41)が次の寄港地に向けて出港する。何だか涙が出てきそう……。そして、夕闇の中、セレブリティ「ミレニアム」がこれから出港する。暗闇に浮かぶ光の豪華客船(写真42)は見事である。

 
     
B コンビニ「OXXO」と巨大スーパー「メガ」
  エルシド・ラ・セイバの近くにコンビニ「OXXO」(写真43)がある。店内は日本のコンビニと変わらないくらい綺麗で何も問題ない。私は時々、コンビニに立ち寄り「アメリカンコーヒー」を買った。コンビニのコーヒーは豆を挽いた本格派で大カップになみなみと入れて12ペソ(約70円)と安い。マフィン・ドーナツ類もそれぞれ10ペソ(約60円)程度なので利用価値がある。

私の定番は「マフィンとコーヒー」(写真44)で、朝のビーチ(写真45)で、昼のバルコニー(写真46)でデザートタイムにする。ある時は、コンビニ前の道路に座り、見事な夕焼け(写真47)を眺めながら「コーヒーとドーナツ」も味わう。カリブ海に沈む夕陽と豪華客船(写真48)を眺めながら心豊かな時が流れる。

ホテル「エルシド・ラ・セイバ・コスメル」の最大の問題点は「近くにスーパーがない」ことである。ビーチ添いに歩いて40分くらいかけて大型スーパー「メガ」(写真49)へ行く。ここでロングステイに必要な食材・小物類は何でもそろう。1週間分の食材をいっぱい買い込んで、帰りはタクシー(80ペソ、456円)に乗って帰る。

メガまで来るとコスメル唯一の町「サン・ミゲル」の中心まで近い。メガから1ブロック北に歩くと、ショッピング・モール「プンタ・ランゴスタ」(写真50)がある。「プンタ・ランゴスタ」の一角にスターバックスがあったので入店して「カフェラテとオレンジケーキ」(写真51)を注文する。味は日本と同じで値段も合計71ペソ(426円)と高い。コンビニ「OXXO」の3倍以上もするにもかかわらず若い女性達が集う。スタバはアメリカ文化の象徴で、ここでコーヒーを飲むのが若者のステイタスなのであろう。

「サン・ミゲル」にあるフェリー乗り場(写真52)からプラヤデルカルメン行きのフェリーが出る。フェリー乗り場周辺が一番賑わっており多数のレストラン・ショップ(写真53)がある。また、フェリー乗り場近くに中央広場(写真54)があり木陰でくつろげる。

不思議な事に昼間のサン・ミゲルは観光客で賑わっているが夕方になると急に寂しくなる。恐らくはクルーズ客が船の出港に合わせて帰ってしまうのであろう。レストラン・ショップ・タクシーの運転手、皆さん暇そうである。サン・ミゲルの海岸通りにある高級ショップ(写真55)をぶらぶらしてホテルに帰る。

夕方部屋に帰ってくると、客室は綺麗に掃除がされていて、ベッドの上のお人形(写真56)が出迎えてくれる。タオルデコレーションである。この日は「鶴」(写真57)。何と毎日、違ったタオルデコレーション(写真58)でゲストを楽しませてくれる。掃除をしてくれる客室係はメキシコ人のおばさんで、手抜きなしでピカピカに部屋を仕上げてくれる。「グラシヤス」

チェックインの時にもらったホテル説明書によると「ほとんどのメキシコのサービス労働者はお客からのチィップで生活している。彼らの1日の賃金は通常50ペソ(285円)である」とある。これが事実なら、ホテル経営者はサービス労働者をただ働きさせているようなものである。毎日熱心に部屋掃除をしてくれるおばさんに、チィップを多少多めにあげた。

 
     
C 22万トンの超巨大クルーズ船がやってくる
  朝は意外と忙しい。突然、沖合から豪華客船が現れるので、カメラを持ってビーチを動き回る。ある日、セレブリティ社の新造船「イクノス」(写真59)がやって来た。2009年8月の就航、総トン数122000トン、乗客定員2850人、乗組員1246人の堂々とした豪華客船である。

セレブリティは私の好きなクルーズ会社でワンランク上のプレミアクラスのクルーズを提供する。バルコニーから見たガーデンプールとセレブリティ「イクノス」(写真60)、この眺めを楽しみながらバルコニーで朝食(写真61)を食べる。クルーズファンの最高の贅沢である。

ある朝、ぼんやり海を眺めていたら、何やら大きな船(写真62)がやって来た。ロイヤル・カリビアン社の超巨大クルーズ船「オアシス・オブ・ザシーズ」(写真63)である。大きい! 全長361m、全幅66m、乗客定員5400人、乗組員2384人、そして、総トン数は「225282」もある。22万トン級の超巨大船である。

オアシスは国際埠頭に入港する前に、沖合で方向転換し、船尾より入港する。朝、コンビニで買ってきた「コーヒーとマフィン」をテラス席(写真64)で味わいながら入港シーンを見る。実にゆっくりであるが「オアシス」(写真65)は後退しながら入港する。そして、エルシド・ホテルの目の前に停泊(写真66)する。

「オアシス・オブ・ザ・シーズ」をアップで写してみると、バルコニー客室(写真67)がまるで高層ビルのように並んでいる。しばらくすると、下船口から大勢の乗客(写真68)が降りてくる。乗客定員5400人、この人達がコスメルに押しかける。さらに、クルーズ船はオアシス1隻だけではない。この日も合計4隻の豪華客船が入港した。

エルシド・ホテルの朝のプライベートビーチ(写真69)は誰もいなく、静かである。しかし、午前10時頃から急に混み合ってくる。ホテルの宿泊者だけではなく、クルーズ客もやってくるのである。クルーズ客用ツアーの1つとして、ホテルの「ビーチチェアー、タオル、ランチ付き」のコースもあるのであろう。

クルーズ客は「Tシャツ、短パン、サンダル姿」で、手荷物だけを持ってエルシドのビーチにやってくる。そして、夕方まで飲み、食べ、日光浴をして冬のカリビアンリゾートを楽しむ。しかし、不思議なことにシュノーケルをやる人は少ない。

ビーチの前の海(写真70)は「水族館、竜宮城」だというのに……。私はいつものように、「シュノーケル、ジャグジー、シュノーケル」を繰り返す。ジャグジー(写真71)はレストランの横にあるので、湯船に浸かりながら飲み物や食べ物の注文ができる。体が冷えてるのでホット・ティー(20ペソ、120円)を注文する。

そして、疲れたら部屋に帰ってきて風呂に入り体を温める。風呂上がりはバスローブに身を包み「バルコニーでの休憩」へと続く。バルコニーからはいつでも豪華客船が眺められる。ここでビールが飲めれば最高なのであろう…。アルコールのだめな私はジュースで乾杯!

1週間滞在して1日だけクルーズ船の来ない日があった。バルコニーから見た朝のガーデンプールとカリブ海(写真72)も豪華客船がいないと何だか拍子抜けである。夕暮れのガーデンプールとカリブ海(写真73)、クルーズ船がいなくても悪くない。

 
     
D レストランの食事も楽し
  ある日の朝、気分を変えて朝食をレストラン(写真74)でとることにする。ビュッフェ・カウンター(写真75)から料理を適当にピックアップして私の朝食メニュー(写真76)を作る。種類は豊富で味も悪くない。朝食ビュッフェは145ペソ、チップを含めて160ペソ(912円)支払う。それ程高くないの気楽に利用できる。ただし、朝から食べ過ぎにご注意を!

このレストランはビーチ(写真77)に面して作られており、眺めがいい。オープン・エアのビーチサイド(写真78)にあるので開放感がある。2月のコスメルは乾期で暑くも寒くもない。快適な気温なので、海風を感じながらゆっくりと食事ができる。私は、時々、ランチ(写真79)もここでとった。ある日のランチは極めてシンプルに「パスタ・ナポリタン」(写真80:110ペソ、660円)である。

また、ある日のランチはメキシコ料理から「ファヒータス・ミックス」(写真81:150ペソ、855円)にする。ボリュームもあり非常にうまい。気分が良かったので「カップチィーノ」(25ペソ、143円)を追加注文する。合計約1000円とリーズナブルな値段となる。円高(メキシコペソ安)で安く感じるが、数年前のように1ペソ10〜11円で換算すると倍の値段になり、結構高い。

ある日の午後、グラスボトム・ボートによる「シュノーケル・ツアー」(35ドル、2730円)に参加する。ホテルの桟橋(写真82)から小さなグラスボートに乗り、近くの珊瑚礁ポイントに行きシュノーケルを楽しむ。コスメルの海はシュノーケル・ダイビング天国である。

ここのホテルにはテニスコート(写真83)、フィットネス・ジム(写真84)、屋外スパハウス(写真85)等、もある。また、スパハウスの裏手に小さなビーチがあり、ビーチに面してピザ・パスタ中心の可愛いレストラン(写真86)もある。

世界が不況になろうとも、バカンスを楽しむ人は沢山おり、連日、クルーズ船(写真87)がコスメルに入港する。そして、クルーズ客はエルシドのビーチにも遊びにくる。午後遅くなるとクルーズ客はビーチから去り、豪華客船(写真88)にもどっていく。よって夕暮れのホテルは急に静かになる。どうやら宿泊客は少ないようである。プールサイドのテーブル席(写真89)では宿泊客がサンセットを楽しんでいる。1週間滞在客も多く、お互いの出身地(国)の寒さ自慢で盛り上がる。

この日は珍しくノルウエージャンクルーズ(写真90)が入港している。写真手前のビーチはエルシド・ホテルの隣にあるホテル「パークロイヤル」の専用ビーチで、一般道路からは入れないようになっている。サンセットと共にカーニバルの客船(写真91)が出港していく。セレブリティ(写真92)は港に残り、客船からライトが輝き出す。

最終日の夜はレストランでのディナーにする。トルティージャ・スープ(写真93:65ペソ、370円)は非常にうまい。付け合わせのガーリック・トーストもGoodでお代わりをもらう。メイン料理は「フィッシュ・フィレ、シーフードのロール巻き」(写真94:180ペソ、1026円)にする。ご飯の上に、シーフードを詰め合わせた白身魚のロール巻きがのっている。これもおいしい。ただし、日本語メニューがないので苦労する。(スペイン語・英語のみ)

夕食を終え、部屋のバルコニーに出てみると、夜の闇に輝く不夜城セレブリティ「イクノス」(写真95)がこれから出港する。非常にゆっくりであるが、確かな足取りで「イクノス」は次の寄港地に向けて出ていく。クルーズファンにとってホテル「エルシド・ラ・セイバ・コスメル」は魅力に満ちている。

(The End)

 
     
◇ その他、一般情報
  ◎ホテル「エルシド・ラ・セイバ・ビーチ・コスメル」
http://www.elcid.com/ceiba_beach/

◎クラブ・アズールのホームページ(日本語)コスメル編
http://www.club-azul.com/cozmel/index.htm

                                    (2012年1月 掲載)