@ 会員制リゾートクラブ「レインツリー・クラブ・レジーナ・カンクン」  
     
A 提携施設「ウェスティンリゾート&スパ・カンクン」  
     
B イスラ・ムヘーレス「ガラフォン公園」ツアー  
     
  C 禁断の裏技は疲れる〜  
     
  D カンクンの高級ホテルめぐり(その1)  
     
  E カンクンの高級ホテルめぐり(その2)  
     
◇ その他、一般情報  
     
  旅行期間 :2012年2月18日〜2月25日
為替レート:1メキシコ・ペソ=6.25円
1アメリカ・ドル(US$)=80円 として換算。
 
     
@ 会員制リゾートクラブ「レインツリー・クラブ・レジーナ・カンクン」
  メキシコ・カンクンにある会員制リゾートクラブ「レインツリー・クラブ・レジーナ・カンクン」(写真1)に妻と2人で1週間滞在してきた。今回もリゾートクラブの海外交換システムRCI利用なので、宿泊代金は交換手数料31500円のみである。しかも、客室はフル・キッチン付きの1ベッドルーム・コンドミニアムなので、大型スーパーで食材を買い込み、部屋で調理して「住む」感覚でカンクン滞在を楽しむ。

「レインツリー・クラブ・レジーナ・カンクン」(写真2)はカンクンのホテルゾーンの一番南にあり、巨大なホテル「ウェスティン・リゾート&スパ・カンクン」と同じ敷地にある。見知らぬ外国のリゾートクラブにチェックインする。この瞬間がたまらない。

クラブ・レジーナのロビー・バーラウンジ(写真3)には何故か古代ギリシャ建築の傑作「サモトラケのニケ」が飾ってある。なかなか雰囲気がいい。フロントでRCIカードと交換証明書を見せてチェックインをする。残念ながらオーシャンビューの部屋ではないとのこと。部屋の変更も不可。RCI海外交換は相手任せなので部屋のリクエストは難しい。

期待を込めて客室に入る。広いリビングルーム(写真4)は午後の光がさし込み明るくてまぶしい。窓側からリビングルーム(写真5)を見てみる。広くてゆったりしているが少し高級感に欠け、全体的に古い感じがする。

ここはフルキッチン(写真6)付きのコンドミニアムなので本格的な料理ができる。今回は経費(食費)削減のため出来る限り部屋で食事をするつもりである。ケチに徹する。妻も大賛成である。トースター、コーヒーメーカー、ミキサー、ジュース搾りと揃っている。コンロは大・小2ヶ所あり、火力は強くてすぐに湯が沸く。定員4名のコンドミニアムなので食器類は全て4人分あり、家族で利用できるようになっている。

欧米の休暇は1週間(7泊8日)が最低単位になっており、家族全員でヴァカンスに出かけるという。よって、風光明媚なリゾート地には家族で1週間滞在できるホテル・コンドミニアムが多数建てられている。金持ちは高級ホテルに滞在し高級レストランで食事を楽しむ。一方、庶民は安いコンドミニアムに滞在し食材を買い込んで自炊する。よって、リゾート地には大型スーパーは必須であり、地元の人も観光客も等しくスーパーで買い物をする。これがおもしろい。

団塊の世代が退職し、余暇を楽しむ熟年世代が増えたにもかかわらず、日本のリゾート地は「短期観光旅行型」から何ら変化していない。子育て世代の人々がいつでも自由に1週間の休暇が取れるよう労働環境が変化しなければ状況は変わらないであろう。

リビングルームの大型ソファーはベッドにもなるので、ここで2人が寝られる。大人4人でこのコンドミニアムに泊まれば1人1泊1125円という激安値段になる。海外RCI交換は利用価値大!リビングルームと主寝室(ベッドルーム)の両方にトイレ・洗面台があるので2家族で宿泊してもいい。

さて、お次はベッドルーム(写真7)に入ってみよう。大きなキングベッドが横たわっている。我々は完全に離れたツインベッド希望なのであるがセパレイトできないベッドになっている。ベッドルーム内にもテレビ・クローゼット・デスク(写真8)がある。ベッドルーム内の洗面台(写真9)はかなり広くて余裕がある。奥の扉を開くとシャワーブースになっているが、ここにはバスタブがない。アメニティー類(写真10)は毎日補充され、一般のホテルと変わらない。また、バスローブも標準装備されているのでありがたい。
このコンドミニアムの極めつけは展望ジャグジーバスルーム(写真11)であろう。2人が対面して入れる構造になっており若いカップルには最適……。我々も若返って?風呂上がりにチェアーに寝転ぶ。これが気持ちいい。

カンクンのセントロにある巨大スーパー「ウォルマート」に食材の買い出しに行き、朝食(写真12)は部屋で食べる。安くておいしい。

ホテルの外回りを見てみよう。「クラブ・レジーナ」の2つの客室棟(写真13)が朝の光をあびている。ホテルの中庭中央に子供用プール(写真14)がある。真冬でもメキシコの光は強く、クラブ・レジーナのプールとカンクンのビーチ(写真15)が輝く。青く輝くカリブ海(写真16)。この美しさと青さをどう表現すればいいのか?クリスタル・ブルー、コバルトブルー、ターコイズ・ブルー(緑がかった青)、まとめてカリビアン・ブルー。この海を見たくて私は何度もカンクンに来るのである。

クラブ・レジーナ専用のパラパ(写真17)に寝転がれば夢のカリビアン・リゾートのはじまり、はじまり。ただし、写真左の高層ビルはクラブ・レジーナの隣にある高級コンドミニアムで、ほとんど人がいない。アメリカの金持ちの別荘か、投資目的の物件か?

喉が渇いたり、お腹がすいたりすれば、プールサイドのバー(写真18)で注文できる。代金は部屋付けなのでキャッシュレスで便利である。スタッフは陽気なので気軽に声をかけて会話を楽しむ。お客に接するスタッフは英語がしゃべれるが部屋の掃除係はスペイン語のみである。語学による就職格差は歴然としている。

クラブ・レジーナにはレストランがあるが、いつも閑古鳥が鳴いている。皆さん部屋で食事をするのか、又は外のレストランで食べるのか? 我々はもっぱら部屋での夕食である。今夜のメインはサーモン(写真19)である。生野菜にライムをたっぷり搾って食べる。メキシコのユカタン半島はライムの生産地なので格安で手に入る。次の日の夕食(写真20)のメインは白身魚である。朝食、夕食は部屋で自炊し昼食はちょっとリッチに外のレストランで食べる。こうすれば食費の節約になりお金はかからない。RCI海外交換利用によるコンドミニアムに宿泊し部屋で自炊すれば安くて豪華な海外リゾート滞在が実現する。

 
     
A 提携施設「ウェスティンリゾート&スパ・カンクン」
  我々が滞在している「クラブ・レジーナ」の隣に巨大な高級ホテル『ウェスティンリゾート&スパ・カンクン』がある。クラブ・レジーナの宿泊者はウェスティンリゾートの施設を無料で利用でき、レストランは20%引きである。クラブ・レジーナ自体の施設・サービスは陳腐なので高級ホテル「ウェスティンリゾート」が使えるメリットは大きい。ウェスティンの宿泊代金はベストレートで$238、ラックレート(通常料金)で$375である。(3月末の1泊のルームチャージ、税金込み)。1週間7泊するとベストレートでも約14万円程度になる。1週間3万円のRCI海外交換の安さが光る。

朝6時起床。直ぐにビーチに行き、カリブ海から昇る朝日(写真21)を見ながら深呼吸、ストレッチ、体操をする。理由もなく笑みがこぼれる。「また来たよ、カリブ海さん」。ストレッチの後、ビーチ(写真22)を散歩する。暑くなく寒くもないちょうどいい気温である。日本の真冬でもここカンクンの最低気温は20℃あり、おまけに乾期なので毎日晴天が続く。朝日を受け輝くウェスティンホテル(写真23)、朝の静かなガーデンプール(写真24)、そしてカリブ海、どこも絵になる風景である。

ウェスティンリゾートのレストラン「エル・パルマール」(写真25)の朝食は6:30よりオープンする。中国人の団体が朝早くから朝食をとっている。中国人パワーがメキシコのカンクンまで押し寄せてきたのか?参考までに、我々は1週間クラブ・レジーナ、ウェスティンリゾートに滞在して日本人との出会いはなかった。

ウェスティンリゾートの大きな特徴は、カリブ海側だけでなくラグーン側にもプールとビーチを有していることである。ラグーン側のビーチ(写真26)はいつも静かでひっそりとしている。実は、私は6年前(2006年)にもここを訪れた。当時はアメリカ経済は絶好調で住宅価格は限りなく上昇していた。リゾートクラブの会員権もよく売れた。当時はラグーン側にヨット・カヌーはじめ様々なマリンスポーツの施設があり結構賑わっていた。しかし、今は桟橋も廃墟になっており往年の勢いはまるでない。アメリカの住宅バブル崩壊とその後の不況の影響は甚大である。

太陽が昇ると日差しが強くなりカンクンのビーチが白く輝き出す。朝の散歩・ジョギングの人達(写真27)がホテルから出てくる。都会では絶対に味わえない爽快な走りである。朝食を終えた頃になるとプールサイド(写真28)には続々とお客が集まってくる。

日光浴のためのチェアーが至る所に置いてある。しかも、客室からビーチに向かって段々畑のように配置されているので、どこのチェアーに陣取っても美しいカリブ海が眺められる。お気に入りのチェアー(写真29)に寝転がって好きな音楽を聴き、好きな本を読む。眠たくなれば仮眠し、目覚めれば青いカリブ海が目の前だ。もっと海を感じたければビーチのチェアー(写真30)を確保すればいい。しかし、屋根がないので丸焼け状態になる。お肌の綺麗なお嬢さん!日焼け防止は大丈夫ですか?

リゾートに来て何もせず海を眺めて一日過ごす。この限りなく怠惰な過ごし方は日本人は苦手である。しかし、このリラックスは「副交感神経を活性化し、免疫力をアップさせる」極めて有効な健康法である。私は昔から「イケイケどんどん・頑張り屋さん」タイプで心身共にリラックスするのが下手である。そのためか、リンパ球が少なく癌になりやすい。よって、カリブ海を見ながら「何もせず、だら〜」とするのは極めて健康にいい。しかも、暑くも寒くもない。冬のカリブ海は避寒と健康に抜群の所である。

朝の散歩を終了して部屋に帰る。そして、部屋での気楽な朝食、朝風呂(ジャグジー)、ビーチでの読書と続く。外出しなくても楽しい。お昼過ぎにウェスティンのレストラン「エル・パルマール」に行く。ランチはアウトサイドのテラス席(写真31)のみ営業している。一番海に近い席に座り、クラブロール(160ペソ)とミックスサラダ(70ペソ)を注文する。20%オフなので合計184ペソ、チップを含めて200ペソ(約1400円)払う。メインプールと青い海(写真32)を眺めながらのランチは最高だ。ビーチバーに隣接した三角形のプール(写真33)も楽しい。

食後は部屋に帰って昼寝、その後は暑ければ海かプールに入って体を冷ます。今年のカンクンは例年になく暖かく風も穏やかである。グリーンの芝生に椰子の木、そして、カリビアンブルーの海(写真34)、ここはどこを見ても絵になる。

ウェスティンリゾートには色々な施設がある。アウトサイドのスパ・ハウス(写真35)あり、本格的なジム(写真36)があり。ここでしっかりトレーニングし、プールサイドのチェアーでくつろぐ。プール、椰子の木、そして、青い海…。私は(写真37)頭を空っぽにしてこの風景を楽しむ。究極のリラクゼーション!

太陽が西に傾くにつれて海の色が刻々と変化する。カリブ海には見飽きることのない美しさがある。ある日の夕暮れ、ビーチウェディング(写真38)が行われていた。カリブ海を背に永遠の愛を誓う。ラグーン側のビーチにパーティー会場(写真39)が作られている。
ラグーン側には横長のプール(写真40)があり、夕陽が綺麗な時には多くの客が集まってくる。温水プールではないが、泳いでみると冷たくない。メキシコの強烈な太陽に水が温められ水温は高いようである。ラグーン側のプールは2カ所あり、ラウンジチェアーも沢山置いてある。

太陽が西に傾きはじめると私は忙しくなる。ベストショットを狙い、カメラを持ってあちこち歩き回るのである。夕方のカリブ海(写真41)は一段と美しくなる。カンクンのホテル群(写真42)が夕陽に染まる。ラグーン側(写真43)に行くとサンセットが楽しめる。朝日も夕陽もホテルから眺められる。これがウェスティンリゾートの最大の特徴かもしれない。そして、荘厳なサンセット(写真44)。ホテルから一歩も出なくても十分満足して過ごせる。カリビアンリゾートは私の期待を裏切らない。

夜の「ウェスティンリゾート&スパ・カンクン」の正面玄関(写真45)。ウェスティンリゾートのロケーションは素晴らしく敷地の広さも十分ある。しかし、ホテル棟を含めて全体的に施設が古く往年の勢いがない。カンクンにはデラックスな新しいホテルが続々と登場しているので、残念ながら私としてはウェスティンリゾートはお勧めしない。

 
     
B イスラ・ムヘーレス「ガラフォン公園」ツアー
  ある日、カンクンから一番近い島「イスラ・ムヘーレス」への1日ツアー($77:6160円)に参加する。イスラ・ムヘーレスはカンクンから高速船を使えば30分ほどで着き、島の南端にあるガラフォン公園では透明度抜群のビーチでシュノーケルが楽しめる。

2月22日(水)朝8時にホテルを出発し、バス(8.5ペソ、54円)に乗ってPlaya Tortugas(プラヤ・トルトゥガス)に行く。バスはホテルゾーンを24時間運行しており安くて便利である。9時30分の出港予定であるが、8時40分頃、大型フェリー「ドルフィン・プリンセス・クルーズ」(写真46)に乗り込む。予想より大きくて立派な船なので嬉しくなる。

船室に入ってみて驚いた。ツアーのパンフレットに「ビュッフェの朝食付き」とは書いてあったが、シェフ(写真47)自ら料理を配る本格派である。お代わり自由のジュース2種、数種類のパン、そして、コーヒー等、ツアーの朝食としては今までで一番いい。早めに乗船して朝食をゆっくり楽しむ作戦が大成功する。1階席のダイニングルームは落ち着いているが、我々は眺めのいい2階席の窓側に座り、朝食(写真48)にする。コンドミニアムの(自炊)朝食に比べれば豪華で素晴らしい。大満足!バーカウンターもあり飲み物の注文もできる。

9時30分、ドルフィン・プリンセス号はイスラ・ムへーレスに向けて出港する。カンクンのホテル群(写真49)が遠ざかっていく。天気がいいので皆さん展望デッキ(写真50)に出て日光浴している。のんびりムードが漂う。英語以外にスペイン語が聞こえてくる。まわりは吸い込まれそうなカリビアン・ブルーの海(写真51)、何という美しさなのか!感動、感動、また、感動…。

しばらくして船はイスラ・ムヘーレス(写真52)に近づく。メキシコの強烈な太陽が透明な海水を色鮮やかに照らし、海底までしっかり見える。これは期待できそうだ。船の到着場所は「ドルフィン・ディスカバリー」(写真53)で、ここから無料のタクシーに分乗して島の南部にあるガラフォン公園に行く。11時頃、ガラフォン公園に到着、ライフジャケット、フィンを借りる。保証としてホテルのルームキーを差し出す。(注:日本語が全く通じないので個人参加では多少苦労する)

真っ先にシュノーケルができるビーチ(写真54)に行き一番海に近いパラパを確保する。日本から持参のウェットスーツ・シュノーケルセットを着用して岩場の桟橋から海に入る。海水の透明度は抜群で、リーフに囲まれたガラフォン公園はシュノーケルに最適である。しかし、危険防止のためリーフ近くにロープが張られ立ち入り禁止。リーフから離れると白砂の海底で珊瑚も岩場もなく魚も少ない。これには失望する。

1時間くらいシュノーケルをやって海から上がる。期待が大きかったぶん失望も大きい。しかし、シュノーケル以外のガラフォン公園は非常にいい。特に海沿いに造られた細長いプール(写真55)が素晴らしい。冬でもプールの水は冷たくなく普通に泳げる。カリブ海を横に見ながらのんびり泳ぐ。しかし、さすがにプールから上がると寒いので素早く着替える。欧米人は普通に水着で過ごしており、我々とは体感温度が違うようである。

午後1時頃、レストラン「タマリンド」(写真56)へ食事に行く。ここでは海を眺めながらビュッフェランチが楽しめる。もちろん食事やドリンク代はツアー代金に含まれている。私の豪華なランチメニュー(写真57)をつくる。疲れた体には酸っぱい「ライム・スープ」がいい。どの料理も結構うまく、デザートとコーヒーもしっかり味わう。このツアーの食事はかなり充実しており大満足である。レストランから青いカリブ海を眺められ、風は生暖かく肌に心地よい。これが日本では寒い冬の2月である。

食事の後はお昼寝タイムである。さて、どこで休憩するか?芝生の木陰(写真58)で寝転ぶか?ビーチサイドのテーブル(写真59)に座って青い海を眺めるか?パラパの下のチェアー(写真60)に座って海を感じるか?それとも、ハンモック(写真61)に揺られながら南国の昼下がりを楽しむか?ガラフォン公園には限りなく自由な時間が流れていく。

退屈になってきたので、再びプールで泳ぐ。人もあまり入っていないのダイエットを兼ねて長い距離を泳ぐ。プールからは対岸のカンクンのホテル群(写真62)が遠望できる。突然、大きな「イグアナ」(写真63)が現れる。恐い顔をしているが非常におとなしい。
午後4時30分、タクシーに乗ってドルフィン・ディスカバリーにもどる。そして、午後5時30分、夕焼けに染まるイスラ・ムヘーレス(写真64)を出発してカンクンに帰る。大型フェリー「ドルフィン・プリンセス」の展望デッキ(写真65)では軽快な音楽と共に大勢の人が踊り出す。中南米の軽快なリズムと踊りで皆さん楽しそう。綺麗な娘さん2人見つけた。カリブ海に浮かぶヨットと夕陽(写真66)はまるで絵のようだ。そして、大型フェリーから見るサンセット(写真67)。今日は素晴らしいカリブの休暇であった。

 
     
C 禁断の裏技は疲れる〜
  カンクンには巨大なリゾートホテルが多数あり、お互いに個性を競い合っている。また、会員制のリゾートクラブやオールインクルーシブのリゾートも多く、高級ホテル好きな人にとっては楽しい場所である。宿泊しなくても豪華ホテルを見学しに出かけると楽しい。そこで1つ裏技がある。会員制リゾートクラブの会員権販売説明に参加するのである。参加特典として「無料飲食、格安ツアーチケット購入」等がある。もちろん面倒なことも多々あるので、お勧めはしない。以下、私の“禁断の裏技”体験報告である。

2月21日(火)朝8:30、妻と一緒にタクシーの送迎付きで「カンクン・パレス」(写真68)に向かう。リーマンショック後の大不況の後、カンクンのリゾート会員権販売はどのようになっているのか?私は非常に興味があった。

朝9時過ぎ、若いメキシコ人販売員とレストラン(写真69)に行き、ビュッフェの朝食となる。彼の英語は流暢で聞き取り安く、軽いおしゃべりをする。その後、部屋の見学となる。高層階の客室(写真70)に案内される。スタンダードのツインタイプの部屋で、ベッドサイドに大型のジャグジーバスがある。ベッドが大きいので子供2人まで大丈夫とのこと。室内はピカピカに磨かれている。

カンクンパレスは食べ放題、飲み放題(アルコールを含む)のオールインクルーシブ・リゾートなので、客室の冷蔵庫・ミニバー内の飲み物も無料である。パウダールーム(写真71)もピカピカで2人は入れそうな広いシャワーブースもある。特に、客室のバルコニーからの眺め(写真72)が凄い!オーシャンビューの部屋は全室バルコニー付きで「ガーデンプールとカリブ海」(写真73)が目の前だ。バルコニーからこのような光景を見れば誰でもこの部屋に泊まりたくなる。そして、会員権も欲しくなる。お客を舞い上がらせるのがホテル側の作戦である。

次に広いバルコニー付きのスイートルームに入る。広々としたリビングルームの隣に独立したベッドルームがあり、巨大なキングベッド(写真74)が1台置かれている。ベッドと窓との間にジャグジーバス(写真75)がある。そして、大きな窓の外には…? 驚くほど広いバルコニー(写真76)になっている。ここからの眺めは壮観!息を飲むほど美しいカリブ海(写真77)が広がる。さらに天空のバルコニーに置かれたテーブル席(写真78)もある。ここでルームサービスの朝食を食べたらどんな味がするのだろうか?ランチは?ディナーは?贅沢にはきりがない。「やり過ぎだ。天罰が当たる〜」ここからは高級ホテル「JWマリオット・カンクン・リゾート&スパ」(写真79)の全景が見える。ここも美しい。

施設見学した後、会員権販売会場に移動する。会場はほぼ満席で熱気に包まれている。これは驚きだ。さて、会員権の値段は$58000(約464万円)。「年会費なし、有効期限30年、120週間利用可能」しかし、ハイシーズン(2月〜4月)に宿泊する場合、1週間の滞在で$3000(約24万円)かかるという。この$3000の宿泊代金はツインルームを2名で利用した場合の2人分のオールインクルーシブ代金なので1人1泊$214(約17000円)になる。

これなら旅行社から一般予約した代金と同じになり会員権を買うメリットがない。そこを質問すると「2週間目以降は1週間$699(約56000円)で泊まれます」。さらに、「友人を紹介すると友人は$3000で最初から本人は$699です」なるほど、泊まれば泊まるほど単価が安くなり、友人・知人にセールスをすれば最初から($699、1人1泊約4000円)で泊まれる。アルコールを含めて3食飲み食い自由なので、これは安い。

それでも会員権が高いとねばると、若い販売員が引っ込み中年の(恐らく)上司が出てきて、$38000でどうか?と提案してきた。いきなり$20000(約160万円)の値引きだ。ああだこうだと屁理屈をつけて拒否をし続けると、またしても販売員が変わり、最後の特殊な格安会員権を提案し始めた。私は相当疲れてきて、「もううんざりだ……」と心の中で叫ぶ。

お昼近くになり、商談テーブルのあちこちから「Congratulation」の声があがり拍手に包まれる。驚くべき事に、買い手は「ブラジル人、アルゼンチィン人、ペルー人」等、南米出身者ばかりだ。私はリーマンショックの前にもカンクンで2度、会員権販売に参加したが、当時のお得意様はアメリカ人ばかり。アメリカの衰退、新興国の隆盛を目の前で見ている感じがした。

最後まで固辞する我々に担当販売員は遂にあきらめ「もう二度とカンクンパレスの説明会に参加しない」という誓約書にサインして解放された。その後、誓約書を持って他の部屋に行き、「1デイ・パス」チケットをもらう。ここでカンクンからのツアーを格安で買える特典も提供されたが予定がないので辞退する。次に、1デイ・パスチケットをフロントに持っていき、オールインクルーシブ用のテープを手首に巻いてもらう。これで、今日一日、カンクンパレスの宿泊者と同じサービスが受けられる。やれやれ、やっと終わった。
タダほど高いものはない。しかし、英語の実践練習には抜群だ。

さっそく、ビーチに近いビュッフェレストランに行きランチ(写真80)にする。料理の種類は多く食べきれない。味も悪くはない。おまけにアルコールも飲み放題だ。目の前は趣向を凝らしたプールが造ってあり、ビーチのようなプール(写真81)から段差のあるプール(写真82)へと続く。お客はプールサイドバー(写真83)で飲み、水中バレーボール(写真84)に興じる。プールに飽きたらビーチ(写真85)に広がるチェアーに寝ころべばいい。

1デイ・パスは「朝食、昼食、夕食、間食等、食べ放題、飲み放題、タオルレンタル、プール利用」ができるチケットで、別の日を指定しても使える。また、ビジターとして誰でもフロントで購入もできる。「1デイ・パス」の値段を聞いてみたら1人$91(約7280円)という。会員権販売説明は面倒なので、お金を出して手っ取り早くカンクンパレスを利用する手もある。沢山食べる人やお酒が好きな人は十分もとが取れると思う。

しかし、このホテルは問題点が多い。まず第1に、プールサイドのチェアーが満席状態(写真86)である。収容人数の割に敷地が狭くプールやプールサイドはいつも混み合っている。さらに、プールサイドの一角にライブスタジオがあり、大音響でハードな曲を演奏している。私には耐えられない騒音である。

カンクンパレスの施設と目の前のカリブ海は素晴らしいのであるが、優雅なリゾート気分にはなれない。残念である。人魚姫?(写真87)を見ながら心をいやす。不思議なことにレストランのスタッフにあまり笑顔がない。低賃金・長時間労働をさせられているのであろうか?それとも教育不足?しかし、食べる所は充実しており、いつでも何か食べれる。ホテル内にツアーデスクがあり、ゴルフをはじめカンクンから様々なツアーがあるが、何とホテル宿泊者は無料という。ここも会員権販売の大きなセールスポイントになっている。

夕暮れ前、ビーチに特設テーブル席(写真88)がセットされている。予約制の「ビーチ・ディナー」である。勿論無料。ホテル2階に円形のプールがあり、その周りがレストラン「ザ・ステーキ」(写真89)になっている。アラカルトでステーキの注文ができる。

夕闇迫るカンクンパレス(写真90)。さて、今夜のディナーはどこで食べようか?レストランは、ステーキ「ザ・ステーキ」、イタリア料理「チャオ」、アジア料理「禅(Zen)」、メキシコ料理「フリダ」、インターナショナルビュッフェ「ザ・マーケット」と5ヶ所もある。我々はアジア料理レストラン「Zen」に行く。オリエンタルディナー&鉄板焼きということで、日本料理もある。何を注文しても無料なので、サーモンとマグロの刺身、にぎり寿司、天ぷら盛り合わせ(写真91)にする。にぎりのご飯が「酢飯」ではない。奇妙な日本料理である。

帰りのタクシーチケットももらっているので、夜9時頃、カンクンパレスを後にし、タクシーで我々のホテル「クラブ・レジーナ」に帰る。無料で1日遊んだが、何となく疲れが残るカンクンパレス滞在であった。

 
     
D カンクンの高級ホテルめぐり(その1)
  カンクン滞在中、幾つかのホテル見学に出かける。この日は「クリスタル・カンクン」と「フィエスタ・アメリカーナ・グランド・コーラル・ビーチ・カンクン」である。両方とも会員制リゾートクラブのRCI加盟なので、交換利用が可能である。ただし、私の経験からクリスタルは交換できても、高級なフィエスタ・アメリカーナ・グランドは何度トライしてもダメであった。

「クリスタル・カンクン」はカンクンのホテルゾーンの一番北側に位置し、周囲にコンベンションセンターやショップが多数ある。ロビー・フロントは純白で統一され大理石の床はピカピカに磨かれている。メイン・プールと真新しい9階建てホテル棟(写真92)、しかも全室バルコニー付きだ。おかしい……?こんなに綺麗なホテルだったか? クリスタル・ホテルの名物「パルテノン神殿風列柱」(写真93)は以前と同じだ。しかし、雰囲気がまるで違う!こちら側のホテル棟(写真94)もバルコニー付きで新築のようだ。おまけに、ビーチにはミニ・ベッド(写真95)まで置かれ高級リゾートホテルに変身している。

実は、私は2005年の6月、RCI海外交換を利用してこのホテルに1週間滞在した。その時の悲惨な体験は私の著書『安くて豪華に旅する方法』に詳しく書かれている。ビーチまでもが変身している。以前はホテルぎりぎりまで荒波が押し寄せて白砂のビーチはなかった。円弧を描くカンクンのビーチ(写真96)が美しい。

大変貌を遂げた「クリスタル・カンクン」に拍手! これなら再度泊まってみてもいい。カンクンには高級ホテルが多い中、クリスタルはリーズナブルな価格設定をしている。ルームチャージで1万円程度、オールインクルーシブでも2万円ちょっとである。よって他の高級ホテルと違ってクリスタルには若者の宿泊が多い。クリスタルホテルの周辺にはレストラン・ナイトクラブも多数あり夜中まで賑わう。よって、エネルギッシュな若者達(写真97)にとっては理想的なホテルである。

プールサイドを散歩しながら、妻に気付かれないように美しい女性を捜す。また、周囲にバレないよう、何気なくカメラを向ける。顔は撮さないので問題ないであろう。カリビアンブルーの海と若い女性達(写真98)から若さをもらおう!

クリスタルホテルの正面にピンクの外壁の「フィエスタ・アメリカーナ・グランド・コーラル・ビーチ・カンクン」(写真99)がある。
ここは日本人御用達の高級ホテルで、ハネムーナーが多い。カンクンには珍しく日本人スタッフが常駐している。実は、2005年にクリスタルホテルに滞在した私は連日フィエスタ・アメリカーナのフィットネスクラブに通い高級リゾートの雰囲気を味わった。このことも私の著書『安くて豪華に旅する方法』に書いてある。

吹き抜けのロビーに続くバー・ラウンジ(写真100)では毎夜、マリアッチ等のライブ音楽が楽しめる。広くて気品のある廊下(写真101)にはさり気なく花やソファーが置かれている。そして、広々としたガーデンプール(写真102)が素晴らしい。メインプール(写真103)は流線型の形をしながらも幅が広いので狭さを感じさせない。朝食レストラン「Vina del Mar」のバルコニー席(写真104)がいい。ガーデンプールとカリブ海を見ながら極上の朝食ビュッフェが楽しめる。

私は2005年にクリスタルホテルに泊まった時、ここの「Vina del Mar」で一度朝食をとった。税・チップ込みで350ペソほど支払った記憶がある。当時の為替レート(1ペソ=11円)で換算すると3850円の高額朝食になる。リーマンショック後の世界金融危機でメキシコ・ペソは暴落し、2012年1月現在1ペソ=6円程度、まさに半値になっている。高額朝食もこのレートで換算すれば2100円という普通の料金になる。

フィエスタ・アメリカーナはカンクンのホテルゾーン最北端にあり、岬の西側に位置する。よって東からの貿易風が岬にさえぎられ波の少ない穏やかなビーチ(写真105)が出現する。さて、我々の目的は高級ホテル「フィエスタ・アメリカーナ」のランチである。ランチ営業中のレストランを物色する。これが楽しい。

巨大なパラパの下、海に迫り出したレストラン「Isla Contoy」に入る。ここはフレッシュ・シーフード・レストランである。ランチ営業は12:00からなので、オープンと同時に入り、ビーチフロントの一番いい席(写真106)に座る。カリブ海に面した特等席である。飲み物は小ボトルの水(40ペソ)とコーラ(40ペソ)を注文する。
サラダバーがあったので、妻はサラダバー(110ペソ)のみ注文する。私はメキシコ料理の「ファヒータス」(写真107)を注文。付け合わせのパン、トルチィージャだけでもボリュームがある。さすが高級ホテルだ。「ファヒータス」(210ペソ)はお値打ちである。ランチ代金の合計400ペソ、チップを加えて450ペソ支払う。旅行当時の為替(1ペソ=約6円)で換算すると2700円となる。1人あたり1350円という安くて豪華なランチである。美しいカリブ海(写真108)を眺めながら夢のようなカリブの休暇を楽しむ。

日本は長らくデフレが続き、物価は上がらないと皆が思っている。しかし、海外では普通にインフレが進行しており、特に、ここカンクンでは物価が高い。日本円が強く、1ペソ=6円程度であれば問題ないが、リーマンショックの前のように1ペソ=10円を超えて円安になると、非常に高くつく。日本が弱体化し、本格的に円安になったらもう海外旅行ができなくなる。「日本円が強いうちに」「体力・気力・金力があるうちに」私はできるだけ遠くの外国に出かけ、海外旅行を楽しむ。私の海外旅行戦略!これらが崩れたら私は日本の温泉旅館・ホテルに回帰する。

「フィエスタ・アメリカーナ・グランド・コーラル・ビーチ・カンクン」は高級リゾートホテルとして完璧である。プールサイド(写真109)のチェアーに寝転がって食後のひとときを過ごす。

 
     
E カンクンの高級ホテルめぐり(その2)
  カンクンの豪華ホテル群の中でも「グラン・メリア・カンクン」(写真110)は異彩を放っている。広大なゴルフコースの背後にピラミッド形の外観が偉容を誇る。しかも、ピラミッド形のホテル棟が3棟もあり、全体として壮大な景観を成している。グラン・メリア・カンクンは世界的リゾートクラブRCI加盟であり、私は何度もこのホテルを指定して交換利用を申し出た。しかし、未だ一度も実現していない。悔しかったのでホテル見学(+ランチ)をしてみた。

「グラン・メリア・カンクン」前の噴水と池(写真111)が実に美しい。お見事!少し緊張しながらメインタワーの玄関に入る。メインタワーは一般のホテル宿泊者用であり、この他、南タワー、北タワーもある。南タワーは「ソル・メリア・バケーションクラブ」のメンバー専用棟になっており、チェックイン・カウンターも別にある。北タワーはロイヤルサービスのカテゴリーで専用のレストランでの食事など特別なサービスが受けれる。

グラン・メリア・カンクンの最大の特徴はピラミッドの頂上まで吹き抜けになったロビー(写真112)であろう。ロビー中央には噴水があり、水が勢いよく噴き上がる。上層階に上がると、ピラミッドの各階からポトスが垂れ下がり何層にも重なって見える。まるで、ポトスの滝(写真113)のよう…。

ホテル内に出現した巨大な緑のオアシス、ここで私はふと気がついた。これはユカタン半島に沢山ある「セノーテ」をモチーフにしている、と。「ピラミッドとオアシス」の組み合わせはメキシコが誇る壮大な遺跡「チチェン・イツァ」と「セノーテ」に通じる。以下の私の旅行記参照。
http://4travel.jp/traveler/funasan/album/10556699/

噴水の周囲には池(写真114)が造られ色鮮やかな鯉が泳ぐ。蓮の花のランプと共にアジアの雰囲気を醸し出している。このオアシスのようなロビーの一角に「スシ・ラウンジ」があり、にぎり寿司が味わえる。日本食が世界に羽ばたいている証拠である。

プール(写真115)は2カ所あり、どちらも広々としてリゾート気分を盛り上げる。メキシコ人作家の奇妙なオブジェ(写真116)がプールサイドに立つ。広々としたガーデンプール、そして、その先はカリビアンブルーの海(写真117)。素晴らしい。

プールサイドで何やエクササイズ(写真118)をしている。運動不足解消、頑張れ!プールサイドの「バー・カリベ」(写真119)ではプールに入りながら飲み物を注文できる。カンクン・パレスのような騒音もなく静かである。Good.

お昼近くになってきたのでランチのためのレストランを探す。ロビーの周囲にレストランが集まっている。「ザ・マーケット」ではサンドイッチ、サラダ、スイーツ、果物、各種コーヒー等を販売しておりテイクアウトできる。「Cafe Quetzal(カフェ・ケツァル)」ではビュッフェ・ランチを行っているので、ここに入る。Cafe Quetzalの営業時間は朝食(6:30〜11:30)昼食(12:30〜17:00)夕食(18:00〜23:00)である。

12:30のオープンと同時に入店し窓側の眺めのいい席(写真120)を確保する。ビュッフェ代金は税・サービスを含めて1人260ペソ(1820円)なので安い。1ペソ=7円換算。ビュッフェカウンターからうまそうな料理をピックアップする。これが楽しい。まずはサラダを中心としたオードブルと野菜スープ(写真121)。メイン料理はメキシカン、インターナショナル、それぞれから選ぶ。チーズ、パン、フルーツ(写真122)も添える。最後はデザートとコーヒー(写真123)。料理の種類が多く、味もいいので大満足のビュッフェであった。

食後はロビーにあるソファー(写真124)に横たわってお昼寝をする。あまりにも気持ちよくて1時間くらい熟睡してしまった。ロビーの各所にソファーがあり、お客はほとんどいない。何もすることがないので、昼寝の後はプール見学に出かける。川のようにデザインされたプール(写真125)とピラミッドの客室、そして、のんびりくつろぐゲスト達(写真126)。高級リゾートホテルを絵に描いたような雰囲気である。

グラン・メリア・カンクンの宿泊代金は意外に安い。エクスペディアで調べてみると、ラグーン・ビューで約11000円、オーシャン・ビューで約12500円(4月下旬、2名のツインルーム代金、朝食無し)飲み食い自由のオールインクルーシブ・プランもあり、ラグーン・ビューで約32000円、オーシャン・ビューで約33000円。(1室2名の代金)飲食代金は1人1万円相当になるので、大食漢・酒飲みの人にはいいかもしれない。プールサイド・バー(写真127)のカウンターに座っていつでもテキーラが飲める。

グラン・メリア・カンクンの南タワー(写真128)は「ソル・メリア・バケーション・クラブ」専用棟である。南タワーのプールサイドにキッズルーム(写真129)があり、ホテルの専任スタッフが子供の世話をしてくれる。

プールと海との間に沢山のラウンジチェアーとパラパ(写真130)が置かれている。パラパはベッドタイプになっており、ここに陣取れば王様・女王様気分でカリビアンリゾートが楽しめる。我々もカリブ海を眺めながら、プールサイドのラウンジチェアーに寝転がって、午後のひとときを過ごす。読書、おしゃべり、コーヒータイム(ザ・マーケットでテイクアウト)、宿泊しなくても十分楽しめる。(ただし、ビジターの礼儀としてプールは使わない。)

ビーチに面した最高のロケーションのパラパ(写真131)、ここで若きメキシコ美人と愛を語る……。そんなことを言ってみたら、背後で妻がつぶやく。「おばかさんね…」。 夕暮れのカリブ海(写真132)もいい。ビーチ、海がピンクに染まる。そのうちピラミッドの客室に灯りがともり出し、昼間とは全く違った雰囲気になる。夕陽が沈む直前のグラン・メリア・カンクン(写真133)をカメラに収め17:30、グラン・メリアを後に家路につく。本日の全出費は2人で約4300円。

 
     
◇ その他、一般情報
  ◎レインツリー・クラブ・レジーナ・カンクン
http://www.raintreevacationclub.com/vacation-resorts/mexico/cancun/club-regina-cancun/

◎ウェスティンリゾート&スパ・カンクン
http://www.starwoodhotels.com/westin/property/overview/index.html?propertyID=1092&language=ja_JP

◎イスラ・ムヘーレス『ガラフォン公園』
http://www.garrafon.com/

◎カンクン・パレス
http://www.palacecancunhotel.com/

◎クリスタル・カンクン
http://www.krystalcancun.com/

◎フィエスタ・アメリカーナ・グランド・コーラル・ビーチ・カンクン
http://www.fiestamericanagrand.com/en/mx-cancun/hotel-grand-coral-beach

◎グラン・メリア・カンクン
http://www.granmeliacancun.com/en/

                                    (2012年12月 掲載)